アルトラパンSS


2020年時点での愛車です。

 

街のどこでも見かける初代ラパン。

でも

丸目とちょっとした意匠が違うモデル。

ターボエンジンと5段マニュアルミッションの

発売から一年後にグレード追加され

モデルチェンジを期に廃止されたグレードでもあり

とても短命だけど

マニアには今でも支持されるモデルグレード。

これは、それの4WDモデル。

 

マフラーと

オープンエアー吸気で

リサキュレーション塞ぎの

バックタービン仕様にしてるだけの仕様。

過走行だけど

一度エンジン載せ替えしてるので

それ相応のコンディション。

 

年式的に

結構補修に手がかかる。

もうじき手に入れて2年になろうとしているが

消耗だけでなく、

腐食、固着、劣化、、、

手直しした個所は

もう多岐に渡ります。

 

SSは

ストリートスポーツらしい。

 

確かにスパルタンではない。

色んな意味でラパンなのだ。

足回りに強固な硬さはみじんもない。

 

良い感じのルックス。

実にそれらしい

丸い目、フォグ、グリル。

ささやかなチンスポイラー

レギュラーと違う

フロントとリアバンパーフォルム。

丸いサイドミラー

追加されたささやかに小さなタコメーター。

専用の丁度いいサポートと

硬さを備えたグレード専用シート。

 

リアにディスクブレーキは備えられなかった。

 

スーパースポーツではない

ストリートスポーツ。

 

だから

それで良くて

それで丁度いい。

僕はそう思った。

 

ラパンの室内空間は

とても居心地がいい。

 

立ったフロントガラス。

それは目線からガラスへの圧迫感がなく

人体の前方空間が広い。

居心地良い空間の最前提が最初からある。

ラパンであるよと言うことだ。

 

着座位置がそんなに低くないのに

頭上空間も確保されている。

専用のシートの具合もホールドも絶妙で

ラパンであるよと言う範疇を忘れさせない。

 

メーター、

ダッシュ、コンソールパネルが

それぞれおしゃれである。

ラパンであるよと言うことだ。

なのに

とても走る事そのものが

とても楽しいのだ。

 

ターボである事。

マニュアルである事。

小さい専用タコメーターが装備されている。

 

ラパンという穏やかな空間の中に

スズキのKカースポーツ魂を溶け込ませたもの。

優しいけど心強い。

このくらいの形容が丁度いいと思う。

 

好きになれる。

好きで乗れる。

少しこだわれる。

 

車好きの気持ちを持ち続けるのに

なんとも実にちょうどいいのだ。

 

 

 

 

cozy


2020年7月