オートザム M2 1015


スズキでもOEMされていたが

開発にスズキは関わっていないそうですね。

 

街で走る姿に

雑誌で見るあのガルウィングに

興味や目線がいかないものは居ないだろう。

 

突如告知された

それの白で外板の違うモデル

目つき腰つきの違うその

 

M2 1015

 

その聞きなれないネーミングの称号と

限定台数に僕は飛びついたわけだ。

 

おそらくエリアで1番か2番目のオーダーだと聞いた。

レギュラーモデルにはない

まさしくミニマムスーパーカーなインパクトに

飛びついた訳でした。

ミニカーかプラモデルを

そのまま拡大したといっても過言じゃない。

ほんと。

 

 

何と言っても

ガルウィングを語りたいもの。

サイドのガラス開閉は数10センチのくるくるハンドル。

上部は透過率を抑える処理のなったもの。

フロントガラスとセンターに残された骨格に

跳ね上げドアのヒンジとルーフが残り

そのおかげと

メイン部がぺりめーたー型の

スケルトンモノコックボディーでの

剛性感は

写真やカタログの時点でその骨格を見せつけられ

ロマンというプラシーボも加わって

もう夢のスポーツカーフレームに乗ってるんだという気分でしかない。

 

そう言った経緯もあって

派生ボディー外板の着せ替えもできたわけだし、

もし、

もしもそのころの景気や

もう少しガラスが

もう少しサイズが

もう少し居住空間が

軽という企画に準じなくて良ければ

 

それは

きっとロマン以上の

本当のスポーツを手に入れられたのではないだろうか。

 

 

 

重量は720㎏

 

サイドシルは

シート座面よりも高い

シートはリクライニングなし

 

シート背面と

エンジン隔壁の間の上部

多少の空間にちょっとしたバッグが置ける程度。

 

ドラポジも

全てが自然なものではなくて

ロックトゥーロック2回転ちょっとしかないハンドルは

D型ステアリングに交換しないと

足のスペースも厳しいくらい。

ペダルレイアウトもアクセル脇にフロントタイヤが来るので

全体が左に寄っているし

センターコンソールに配置された空調操作部分など

普通の軽のパネルを縦に配置したようなものだった。

 

 

不満は

こだわりや特別であることが

全て帳消ししてくれていた。

 

ガルウィングで

ミッドシップで

ターボで

モノコックで外板に剛性が影響していない事。

不自由極まりない事。

 

全てがミニマムな

軽の枠に閉じ込めたスポーツカー

そう言ってしまえば良いだけの事だった。

 

 

興味のある方は

ググると山ほどの情報が出てくるので

探してみてほしい。

 

ノーマル系の車体は

今でも法外でない価格であるようですね。


査定が全然下がらないので

ほぼ購入価格で売ってしまったんですよね。

一回目の車検を取る前に。 

 

僕の体格で

この空間とリクライニングもしないシート、

頻度も少なく実用性は皆無な

このミニマムなスーパーカーは

2台とバイクの維持は厳しかった。

 

ただ

言わせてほしい。

自分のものとして愛車として

短い期間だったが所有したこと。

走ったこと。

 

最高だった。

全部含めて最高だった。

携わった時間の全てが。

 

 

 

 

 

cozy

M2 1015に関して言えば

1994年 50台限定と言われた時期の購入だったと記憶しますが

後に追加があり220台とか300台とか言われているようです。

真相はわからないですが。