サバンナRX-7 SA22C


「SA22C最終型」
1998〜9年撮影 
当時の愛車SA22C85年式最終型ターボ。
高卒で免許を取った頃の憧れを
何十年越しに何とか実現した12Aロータリーターボ。
リアホイールだけジウジアーロなのは

背景が雪なので冬仕様だった事を思い出す。
夏はスピードスター履いてた。
ファット60ラジアルで面イチにしたリア周りもオキニだった。

撮影はおそらくEOS1000Sでレンズは忘れました。
当時L版プリントしたものをスキャンしたもののようだ。

写真では分かりにくいのだが

世界に1本のオリジナルマフラーを作った。

この時代ヤフオクやAmazonでマフラーを買うなんて

ありえない時代で

流通してある調べられる限りのものは

大抵野蛮でワイルドなそっち方面仕様のマフラーか

ささやかなチープなマフラーしか探せなかった事から、

何でもリクエスト通りに作ってくれる

地元の匠の技のレース車両も作るショップで

砲弾型の汎用サイレンサーを現物合わせで配置して

出来るだけスムーズに抜けるパイピングにして

可能な限り「らしい音に」とリクエストで出来上がったもの。

 

3室のコンプレッションがきちんと保たれた

グッドコンディションの12Aロータリーターボ。

これを平成に所有して走れた事は

本当に貴重な事かもしれない。

 

雑誌の表現でまるでモーターのような、

この例えは確かにそうしたものに思える。

レブブザーが鳴らなければ際限なく回り続けるのでは?

そんな思いにさせるものがある。

レシプロにはない体感パワーカーブ感。

というかロータリーにはパワーカーブなんてないのでは、

そう思えるようなものだった。

けたたましいパワー感ではなく

ターボであっても

あまりに真っすぐすぎる回転フィール。

 

ブオーンではなく

ベェーンという音

レシプロよりも高回転域でも静かで

けたたましさの無いまま

荒々しい振動も無いまま

改造されたマフラーの快音と

風を割く音だけが増す。

その時の感覚は

車速と共に密度の増す強烈な空気の壁に

クサビでぬぅーっと飛び込み続けている感覚。

 

4速レブブザーの時点で

スピードメーターは180kmにもうに達していて

そこから5速5000rpm辺りでの巡行を

しなやかでも懐が深い訳でもないが

ダイアル可変のダンパーが

まだ抜けていない足回りのおかげで

何とかこなしてくれていた。

 

 

実は

ナンバーは所得しなかったが

前期型フェンダーミラーのNAの12AのSAの白と

このセブンが自宅車庫に並んでいた時期もあった。

ホイールPCDが110㎜だったり

ダウンドラフトキャブレター仕様の

インジェクションでない時代のRX7だ。

自宅まで自走出来るコンディションではあったが

さすがにこちらはパーツの関係で通検までは光が見えなかった。

残念ながらのそ写真は一枚も残っていない。

1枚か2枚並べて撮ったものがあるはずなのだが、

当時のデジタルツーカーか

ボーダフォン携帯にでも入っていたのだろうか。

 

 

 

でも

振り返ると

全てがドラマや物語のように思える。

 

あの日あの時あの頃の数々は、

 

失礼承知で言うが

僕は

特定の人しか味わえない

特別幸せな時空を過ごさせてもらえた男である。

 

 

そう

胸を張って言わせてもらう。

 

 

 

話は尽きない。

全然まとめきれない。

 

写真は殆どないが

この他の濃い部分薄い部分は

いつか後に

コラムニストかエッセイスト

はたまたジャーナリストになりきって

この時の人生の途中経過を

幾つかに分けて記させてもらおうと思っています。

 

 

 

そして

いつか

その後の愛車のFD3Sについても。

 

 

 

cozy

2020/07/03