YAMAHA SG1000L

「ハタチのコロ」


「ハタチのコロ」
1985年 ハタチの頃
写真は反転ではなく
左利きのギター弾きだったもので正常です。
POPCON(ヤマハポピュラーソングコンテスト)に夢中。
オリジナルソングを作っては出場したり月に何度もライブしてた。
コンテストの結果は

毎回地区の準優秀か特別賞、最高でも県大会止まり。
夢はシンガーソングライターさと本気で思う青春だった(笑)

撮影は会場に来てくれていた当時のバンドメンバーの友達先輩だったと思う

1985年 ハタチの頃


一流ミュージシャンがこぞって

TVや雑誌にこのフォルムのギター肩から下げていた。

 

二十歳になったら買うんだ。

そう意気込んで

誕生日の月になって

楽器屋に行ってローンを組んだ事を思い出す。

あの時のドキドキってもう味わえないものでもありますね。

カタログには

ラインナップとして左利き用は1000番モデルだけ、

 

しかも受注生産で

発注して出来上がるまで数か月かかる

それがどれだけ長かった事か。

 

1000番台の特徴は

スルーネックかセットネックかとか

装飾の具合という前提は別にして

ポッドがフルテンの時に

トーンコントロールがバイパスされて

抵抗値がかからない事による

いわゆる

ボリュームコントロースしかないモデルに通ずる

丸くならない、甘くならない音質にあって

普通のダブルコイルよりもサウンドにハイがあり

甘めではなく固めのヤマハサウンドだった事。

SGであってSGっぽくないのも僕的に逆に良かった。

 

ハムのゲインの高さ、レスポール系の重たいギターの特徴と

タップシングル切り替えも出来て

当時としては画期的にサウンドバリエーションでもあり

当時出回っていた殆どのエフェクターとも相性が良かった。

 

あの昭和の時代に、

田舎に暮らす左利きの社会人になりたてギタリストが

国産ブランドですんなり注文して買えるお高めのギターの

選択肢は3つくらいしかなかった時代。

 

アイバニーズも悩みかけたが

通いの店がヤマハ系列だったのもあってほぼ一択だった。

 

次のギターを何にするかとスケベな事の2つだけを考えて

何日もその事だけで過ごす事が出来た

古い昭和の青春時代の話だ。

 

良い時代ではない。

けど懐かしい。

あの頃に戻りたいかと言われれば

まだ

何もしないままでも現在に生きたいとは思うのだが。

こうして文字に書きたくて仕方ない事のあった

そんな時代であることは間違いない。

 

素敵な事の沢山あったあの頃だと

間違いなく言えるものだ。