AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G


D800Eでイイ散歩 AF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gと共

 

機材・用品 ニコン AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
ニコン D800E
アドビシステムズ Adobe Photoshop Lightroom 4
「みんなのレビュー〜ニコン編」にて
D800EとAF-S NIKKOR 35mm f/1.4Gをお借りしています。
 
 注目度の高いカメラですからスペックらの詳細情報や使用感は多数出ており
デジタルカメラマガジンさん、インプレスさんから多数もムック本も出ておりますので
今回の僕の報告はノウハウやテクニックのハウツー的なものではなく
撮影した写真に感想や気付いた事を書き添えるスタイルで
つらつらと心情メインで進めさせてもらおうかと思います。

 まず、
お借りしたD800E+AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
セットした大きさ全貌はこんな感じ。

アップロード画像
カメラ:
リコー GXR + RICOH LENS S10 24-72mm F2.5-4.4 VC
 
焦点距離:
8.8 mm
 
フラッシュ:
Off
 
撮影モード:
Program AE
 
シャッタースピード:
1/45秒
 
絞り数値:
F3.2
 
ISO感度:
734
 
ホワイトバランス:
Custom

一番ポピュラーな50mmF1.4Gよりもふた回りは大きいでしょうか。
大きなガラスが詰まってる手応えある重さです。
AF速度は高額高級レンズにしては僕の想像より体感的に結構遅い印象で
カッとかスッと言う感じではなく、するぅ〜って感じでしょうか。
D800Eの性能と相乗効果もあり、もちろんピント精度に不満ひとつ無いものです。
ピントリングの操作感や感触はもう実に良いですね。
AFで合わせてクイックシフトフォーカスするのが楽しくてならない感触です。


ファーストショットはまずは外に出て何かシャッターを押してみよう的なもので
初日はトンカツ屋さんの店内でちょろ撮りで終わってしまいました。
そんなスタートでも何かは見えて来るはずです。

アップロード画像

 

カメラ:
ニコン D800E
 
焦点距離:
35.0 mm
 
フラッシュ:
Off
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/40秒
 
絞り数値:
F4.0
 
ISO感度:
1000
 
ホワイトバランス:
As Shot

店内なので暗め。
新しくメニューに加わった感度オートを早速試すチャンスです。
この機能はレンズの焦点距離から割り出して手ブレしない下限限界速度をコントロールするもの。
35mmなので絞り優先AEで1/40になってますね。
ISO1000、絞りF4 
これが仮に24mmなら1/30に、200mmなら1/200って感じと理解し
下限が達したら感度アップする理屈と仕組みです。
高画素機で微ブレにシビアな機種ですのでここは下限オートを
高速側に振ったり低速側に振ったり出来るメニューがあるので
通常ならばちょっと高速に設定を振ると良いようです。
これはどのプロさんもここのメニューのセットをデフォルトより高速側にセットする事を
ほぼ全員がレビューを見ても解説本を見ても推奨しているようです。
 
 それよりも何よりも等倍で精査した時の
この箸の市松模様柄のピント部分の精細感とディテールと
モノクロでの黒の中でのトーン、なっかなか良いですよね。
しかも、これで全然ノイズリダクションかけていません。
変にラッカーを塗ったようにシャキシャキになったり金属かガラスみたいになる事も無い
実にそのものである質感で目に自然なリアリティーに思え描写は好感が持てますね。

待ってる間お漬け物のツボを撮ってみたり
アップロード画像
カメラ:
ニコン D800E
 
焦点距離:
35.0 mm
 
フラッシュ:
Off
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/40秒
 
絞り数値:
F1.4
 
露光補正量:
+0.3EV
 
ISO感度:
320
 
ホワイトバランス:
As Shot

誤解の無いよう付け加えますが、周辺減光処理で仕上げてます。
ピントの来ている箇所の陶器の質感とボケ足の具合を見たくて一枚。
このカットの場合、あえての絞り開放ですが
ある意味フルサイズとF1.4はこうしたシーンでボケ過ぎるくらいですね。

でも、絞り開放からF8まで全域気持ちよく使えるレンズな事はもう充分
予感ムンムンなだけでノックアウトな良さなのが垣間見れますね。
どう撮ってもなにを写しても気持ちよくてたまりません。

 で、こうなると翌日も
もう真っすぐ帰る気など全くおきる訳も無く、遠回りしたくてウズウズです。

そこでのワンショット

アップロード画像

 

カメラ:
ニコン D800E
 
焦点距離:
35.0 mm
 
フラッシュ:
Off
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/2000秒
 
絞り数値:
F1.4
 
露光補正量:
-0.7EV
 
ISO感度:
100
 
ホワイトバランス:
Custom

ポートフォリオにも上げたのですが等倍鑑賞チェックとも思いリサイズ無しがコチラ。
解説はとりあえず最後に回します。

 それから「E」であるポテンシャルを確かめたくて
恰好の題材と出会いからもうワンショット。

アップロード画像
カメラ:
ニコン D800E
 
焦点距離:
35.0 mm
 
フラッシュ:
Off
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/1600秒
 
絞り数値:
F8.0
 
露光補正量:
-1.3EV
 
ISO感度:
100
 
ホワイトバランス:
Custom

この野菜の虫除けネットのディテール、かぁぁぁ〜。。。スゲえ。。。
それからそのネットに停まってるちっこいトンボ&飛んでるトンボにも
高画素高精細の恩恵をまざまざと垣間見たと言えそうです。
クリックで等倍でどうぞ。

 さて、出会いから2日目での僕の35mmF1.4とフルサイズで得たかった一枚が
ポートフォリオに上げたこの一枚です。

アップロード画像

 

カメラ:
ニコン D800E
 
レンズ:
ニコン AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
 
焦点距離:
35.0 mm
 
フラッシュ:
Off Did not fire
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/2000秒
 
絞り数値:
F1.4
 
露光補正量:
-0.7EV
 
ISO感度:
100
 
ホワイトバランス:
Auto

色良し、味良し、香り良し
カメラを構えファインダーを覗く前の期待と
僕がこう出来上がるだろう想定し期待した色やボケやピント具合に
なんなく一致して嬉しかった一枚です。

 付け加えたい事として、お借りするレンズに35mmを選んだ訳は
こんな感じのF1.4で、かつフルサイズでなければこうはならない浅いユルい、
でも撮りたいものの見せたい所に心地良くピントの芯で目線を誘導出来る写り映えと
俯瞰でも説明でもどちらでも終わらない主題に対しての撮り手の意思で
どっちの使途にでも振れる純然たるフルサイズでのボケ感と35mmという画角感とでした。
僕にとってはさっそく手応えのある一枚が収穫出来ました。

 僕は、
高解像でガッチガチでパキパキな解像で強烈パンチを見る人に与える事よりも
ぐぐぅーと繊細さがプラスし見る側の人の琴線に入る込む何かがあるかどうか期待の方が
じつは望んでいた事のような気がします。
 きっとこの要素もこのカメラとレンズなら
解像だけでなく繊細さも導いてくれるのではないか?
その事をこの期間内に精査したくていたんです。

 僕的にはもう充分2日目で合格です。
 
 D800EとAF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
 高画素での微ブレの懸念、高感度の懸念は2日で払拭され
レビューにしてしまえばたった2文字の

「良い」

それだけで済んでしまう予感がして仕方の無いものとこの先もなりそうです。

2012/09/29