フルサイズでのエコノミーワイド選択

Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D


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Nikon純正でフルサイズ対応となると
D700と24-120のセットでエントリーした場合、次の選択に
望遠側も広角側も結果としてとても悩む事になる。

お財布が潤沢なユーザーさんは良いだろうが、
食費や小さな浪費を極力抑えてやっとフルサイズにエントリーした僕にとっては
ボディーは買ったものの、ここまでレンズにお金がかかるのか。。
ここまで選択肢が少ないものなのか、、、と使用しながら揃えるたびに悩む事になる。

僕は値段と必要な画角のコストパフェーマンスでしか買えない側のユーザーで
昨今はこの画角のシグマもタムロンも生産しておらず、中古で探すしかないとなると
この純正Ai AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5Dに行き着く訳です。

18mmと聞くとAPS-Cの標準ズームのワイド端じゃんって思いがちですが
フルサイズ対応でフルサイズで使う訳ですからAPS-Cでの12-24をカバーな訳です。

12mm、14mmスタートのものは高くて買えないし
往々にして前玉に保護フィルターも付けられませんし
僕の使用頻度ではF2.8クラスの10万オーバー、20万近い投資は勇気がなかったです。

使用感としては
正直な本音、古さを感じる事は否めません。
絞りリングの存在する時代のレンズですから。
そして一番の不満点はズームリングもピントリングもスッカスカの手応え無しの軽さ、、
これには口閉してしまいます。
77mmの前玉にデッカイフードでテーブルに置いただけでも、指で押しただけでも
すすぅ〜っと動いてしまうのです。

ただ大きさとしてはフルサイズのレンズとしては小振りでめっちゃ軽いですから
撮影時のハンドリングは良いです。
思いのほか開放付近でも外周辺光量落ちのないのには正直、、モウケ!!って思うレベルです。
ここはいい点ですネ〜♪

ただ、星夜で星を撮る際とかの周辺の点光源のコマ収差、、、
重いっきりジェット機型に出ちゃいますのでその辺をどう妥協するかも選択のポイント。
D700なら半段、一段絞れば解消するし感度持ち上げで結構イケますから
僕はトータルで妥協出来ました。
そして33センチまで寄れるのもまぁまぁ合格点に思います。

そうした開放での収差やリングの手応えの無いチープな軽さはありますが、
周辺光量落ちの少ない点と普段の風景撮影として絞って使う際に
軽さと大きさもあってとてもハンドリングも良いですね。


PS、D300でも使ってみましたが大きなレンズの中心部を使う事になるので
結構素直で良いんですよ、、、といっても望遠端が35mmまでじゃね、、汗
NikonはAPS-Cラインナップ充実してますからGタイプのDXの新しい設計がオススメです。

僕は必要で納得して妥協して理解して使っています。
おそらく今となってはほとんど選択候補に挙がらないとは思いますが
僕のように稼働してるユーザーも要ると言うレポートとして書いてみました。

意外に僕にとっては武器となる画角なんです。
あくまでも僕にとってとお断りしておきます。
cozy

2009/09/28