AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G


経時と経過と変化と変わっても変わらぬ何かと

 

機材・用品 ソニー Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
ソニー α7R
ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
ニコン D700
私の2013年度の撮影で
個人的お気に入り度の自分満足度の高い一枚にこの一枚がありました。

「過ぎゆく秋が好きになる」

アップロード画像
カメラ:
ニコン D700
 
焦点距離:
50.0 mm
 
フラッシュ:
No Flash
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/1250秒
 
絞り数値:
F1.4
 
露光補正量:
-1EV
 
ISO感度:
200
 
ホワイトバランス:
As Shot

みちのく風情の
なんとも言えぬ心地良さ。

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これはフルサイズならではと50mmF1.4の相乗効果で
標準で自分に等価な画角とアングルとの中に
注視と風情の漂い方と取り巻き方に香りや温度が含まれて
僕のとても好きな一枚でした、と言うか好きな一枚の鮮度が今も変わりません。

そして季節は変わり、レビューでα7系とレンズをお借りしている最中、
1本横道に逸れて遠回りしていた時に、ふと、、、

あの時はD700と50mmF1.4Gだった。
そして今日持ち合わせて助手席にセットしてあるのは
α7RにSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAが。

これは何かの巡り合わせか、単なる偶然か、
もしかしたら写真の神様が一つ横道を通れとの差し金か。

「軒いち凛」

アップロード画像

 

カメラ:
ソニー α7R
 
レンズ:
ソニー Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
 
焦点距離:
55.0 mm
 
フラッシュ:
Off Did not fire
 
撮影モード:
Aperture-priority AE
 
シャッタースピード:
1/200秒
 
絞り数値:
F1.8
 
露光補正量:
-1.3EV
 
ISO感度:
100
 
ホワイトバランス:
Auto

以前印象に出会ったあの時は秋色だった情景も
何も動かないようで四季の経過があり
今私の目の前にあるのは
言葉無く春を待つ冬のエレジー(哀歌)だった。

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季節が変わって、印象も雰囲気も漂いも違う。
今車を停め立って構え、手に持っているアイテムも違う。

でも、何も変わらず
経過と経時を何のためらいも無く、すぅーっと一枚
まるで過去のデッサンに何かを重ねるようにシャッターを切った。

もし、ちゃんと撮れる自信とか確信とか予感に
一握りでも躊躇があったら、過去の大好きなあの一枚の印象から
もしかしたら躊躇したかもしれないのに、全くそれが無かった。
2009年から使い馴染んだカメラとレンズ、そしてExifから分るように
レビューで借りてから数日目のカメラとレンズで躊躇が無かったのだ。
ファインダーも光学式とEVFの差があり、画素数は3倍も違う。
レンズの値段も2倍違うし、操作感もフィーリングも違う。
画質もレンズの味や個性も操作も手に持った色んな事が違うのに
僕のフォトライフの継続と経過の中の撮る瞬間の一番大事な瞬間に
数日前にお見合いを始めたα7RとSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAは
僕のこの1枚の完結を2枚に増やす事の立ち会いの瞬間に
何一つ全く邪魔する事無く、気持ちを削ぐ事無くシャッターを完了し
まるで撮りたかったのはこの感じだよねと言うかのように
α7RのEVFファインダー内にこの一枚を再生させてくれた。

レースのチームが変わって勝てなくなるレーサーが居たり
アイテムとギアが変わって成績の延びないスポーツもあるかもしれない
他の何だってそうだろう、幾つもそう言う事があるはずだ。
ちょっとした変化や躊躇が一瞬に結びつかない事もあるものだ。
でも
α7RとSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAは
僕のあの時の想い出を上書きで消す事無く、只の更新でもなく
プラスαの2つに増やしてフォトライフを加速させてくれた。

有難かった。

僕の未来に残す1枚が2枚になった。
アイテムが違うのに間違い無く確実にあの日と今日が繋がった。
すんなりと。

撮影とアイテム
この時は、撮らなければならない運命のようなものだったし
変わるものと変わらないものと、変わって良いものと変わっちゃダメなものと、
かつ、過去を色褪せない変化と進化と言い切れない様々な要因や要素が..。

うまくは言えないのですが、
この時僕が、何一つ躊躇無しに借りて数日目のカメラで
あの日と変わらない自分の動きや迷い無い所作でこのワンシーンが撮れた事が
今思い起こすと不思議でならないのです。

フォトライフは
たまらない何かとか、文字で答えに出来ない事とか、
ほんとまれにあるものなんですよね。

α7RとSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAは
この地味でシックなワンシーンの、実に深い私の現場で想いを
とても絶妙な味わいで撮り得てくれた。
愛機に嫉妬されそうだが、褒めぬ訳にはいかない実に最高の功績と
ヤバい位魅力的な出来映えの一枚を僕にくれました。

地味だけど、僕的に納得で満足な一枚を得る事が出来ました。

2013年記事作成